なぜ僕は「パーソナルトレーナーの独立」を安易に勧めないのか
- 晃 炭本
- 2 日前
- 読了時間: 4分
パーソナルトレーナーの皆さま、 初めまして!

京都・烏丸御池でレンタルジムを経営しております、 炭本 晃(スミモト アキラ)と申します。
本日のテーマは[なぜ僕は「パーソナルトレーナーの独立」を安易に勧めないのか]です。
パーソナルトレーナーの方と話していると、ほぼ必ず聞かれる質問があります。
「独立した方がいいと思いますか?」
この質問に対して、僕はいつも即答しません。
理由はシンプルで、独立とは“正解”ではなく“選択”だからです。
この記事では、なぜ僕がパーソナルトレーナーの独立を安易に勧めないのか、 その理由を正直に書きます。
夢を否定するつもりはありません。 ただ、現実から目を逸らしたまま進むことだけはしてほしくないと思っています。
独立=成功、という空気に違和感を覚えた

僕自身、正社員や業務委託、間借りなどで現場に立っていた時期があります。
セッション数は多い
忙しい
周りからは「順調そう」に見える
それでも、心のどこかで「このままでいいのかな」という違和感が消えませんでした。
一方で、周囲には勢いで独立していくトレーナーもいました。
SNSでは華やかに見える。 でも、半年後に連絡が取れなくなる人も少なくありません。
その様子を見て、独立はゴールではないと強く感じるようになりました。
独立すると「自由」より先に「責任」が来る

独立すると自由になれる。よく聞く言葉です。
でも、実際に独立して最初に感じたのは自由よりも責任でした。
場所の選択
集客
価格設定
クレームやトラブル対応
誰かが守ってくれる環境ではなくなります。
うまくいっても自分の責任。 うまくいかなくても、もちろん自分の責任。
この現実を知らずに独立すると、想像以上に心が削られます。
それでも独立が向いている人はいる

ここまで読むと、「独立はやめた方がいい」と言っているように聞こえるかもしれません。
でも、そうではありません。
実際に、独立が向いているパーソナルトレーナーは確実にいます。
例えば、
数字を見ることから逃げない人
集客を「嫌な作業」と切り離せる人
すぐ結果が出なくても耐えられる人
自分の弱点を理解している人
こうした人は、独立後も冷静に立て直していけます。
僕が「すぐ独立しましょう」と言わない理由

相談を受けていると、「今すぐ独立したい」という熱量の高い方もいます。
でも僕は、独立を急がせることはしません。
なぜなら、焦って決めた選択はうまくいかなくなった時に人のせいにしやすくなる
からです。
独立は、逃げ道を減らしてから選ぶ方がいい。
それが、長く続く人の共通点だと感じています。
「独立しない」という選択も、立派な戦略

もう一つ、伝えたいことがあります。
それは、独立しない=負けではない、ということ。
業務委託を続けながら、
経験を積む
人脈を広げる
自分の得意・不得意を把握する
これも、立派なキャリア設計です。
独立をしない期間は、準備期間でもあります。
僕が会員制レンタルジムという形を選んだ理由

僕が運営しているのは、「誰でも使えるレンタルジム」ではありません。
面談がある
全員を受け入れない
合わない場合はお断りする
なぜこんな面倒な形にしているのか。
それは、独立を“勢いの逃げ道”にしてほしくないからです。
場所を貸すだけなら簡単です。 でも、それで苦しむ人をこれ以上見たくありませんでした。
迷っている人ほど、一度立ち止まっていい

もし今、
独立したい気持ちと
不安な気持ちが
同時にある
そんな状態なら、それはとても健全です。
迷いがあるのは、真剣に考えている証拠。
決断を急ぐ必要はありません。
まとめ|独立は「覚悟」より「設計」

パーソナルトレーナーの独立は、覚悟さえあればうまくいくものではありません。
必要なのは、現実を踏まえた設計です。
いつ
どの形で
どんなリスクを許容できるか
これを一緒に整理することはできます。
独立するかどうかをまだ決めていなくても構いません。
「このままでいいのか分からない」その状態で話すこと自体に意味があります。
無理な勧誘は一切しません。 合わないと思えば、その場で断ってください。

烏丸御池・会員制レンタルジム「リバイバル」
オーナー 炭本 晃(スミモト アキラ)


